2015年11月8日(日)に行われた第33回アテネマラソン(Athens Marathon. The Authentic)で、日本の早狩実紀(はやかり みのり)が2時間52分06でゴール、女子総合1位の栄光を獲得した。
女子総合2位は2時間54分32でゴールしたギリシャの26歳ウラニア・レブーリが、女子総合第3位は2時間55分35でゴールしたギリシャの38歳マグダ・ガゼアが獲得した。
今回総合37位でゴールを決めた早狩は今年42歳。2008年には3,000m障害で35歳にして初のオリンピックに出場。前回2014年の第32回アテネマラソンでフルマラソンに挑戦、2時間53分43で女子総合9位でゴール。惜しくも日本人女子1位の座は女子総合5位の2時間44分18でゴールした木下裕美子に譲ったものの、今年2度目のアテネで念願の女子総合1位を獲得、アテネ・カリマルマロに集った世界各国の観客たちから喝采を浴びた。
なお、アテネマラソンのコースレコードは、アテネマラソンと同コースが使用された2004年のアテネオリンピック女子マラソンで金メダルを獲得した日本の野口みずきの2時間26分20で、この記録は10年を経た今もなお破られることなく刻まれている。
[ 日本の早狩実紀のゴールの瞬間(ビデオ:1分30秒)と女子選手授賞式の模様(ビデオ:2分50秒) ]
photos: Dionyssis Matiatos
video: ギリシャ陸上連盟(SEGAS)