1895年11月8日の今日は、ギリシャの画家にしてイコン作家、そして文筆家のフォティス・コンドグルー (Φώτης Κόντογλου) が生まれた日だ。
彼は「1930年世代」と称される20世紀初頭に生まれたギリシャのアーティストを代表する一人であり、この中にはノーベル文学賞を受賞した作家ヨルゴス・セフェリスとオディッセアス・エリティスの二人が含まれている。
20世紀には、それまで西欧の影響を受けていた正教会のイコンに、ビザンティンのイコンの表現方法を復興する潮流が起こったが、この時コンドグルーはその先駆けとしてイコン作家として活躍。1965年にこの世を去った。
写真の作品は、ギリシャ・アテネの国立美術館で我々が撮影したコンドグルーが1932年に自宅に飾ったという自身が描いた壁画。