
2021年10月19日(火)東京・広尾の駐日ギリシャ大使公邸で、今年7月から8月中旬にかけて相次いで発生した大規模な山火事で甚大な被害を受けたギリシャに対し、東京2020オリンピック・パラリンピック大会でギリシャのホストタウンを務めた埼玉県三郷市から支援金の贈呈式が行われた。
過去30年で最大とも言われる深刻な熱波に見舞われたギリシャでは、この夏各地で山火事が発生。首都アテネ近郊でも自然豊かなパルニサ山のふもとが焼き尽くされるなど大きな被害に見舞われた。こうした状況の中で、ギリシャのホストタウンとして長年に渡り様々な活動を行ってきた三郷市では、被災したギリシャの市民のために三郷市ホストタウン交流実行委員会(豊田幹雄委員長)が三郷市と協力し、9月6日(月)から10月8日(金)までの期間支援金を募集。ギリシャ応援サポーターのメンバーをはじめ、市役所に設置された募金箱、そしてSNS等の告知で支援を募ったところ、651,230円にのぼる支援金が寄せられたという。
19日(火)行われた贈呈式では、木津雅晟・三郷市長、豊田幹雄・三郷市ホストタウン交流実行委員長はじめ横山進一・日本ギリシャ協会会長、河内勇人・スパルタスロンチームジャパン代表が駐日ギリシャ大使公邸を訪れ、コンスタンティン・カキュシス・駐日ギリシャ大使に各団体からの支援金が贈呈された。
贈呈された支援金は、日本ギリシャ協会の協力を得て、ギリシャ財務省口座に振り込まれ、被災した市民や貴重な森林の再建等のために活用される予定。