2025年2月28日(金)東京・港区の港区立男女平等参画センター・リーブラホールで、2月9日の「世界ギリシャ語デー」を記念し、大阪大学大学院人文学研究科特任研究員(常勤)の福田耕佑氏による講演会が開催された。
『現代ギリシャ詞華集とギリシャ語』と題した今回の講演には、ニコラオス・アルギロス駐日ギリシャ大使とクサンシ・グスタ大使夫人、日本ギリシャ友好議員連盟会長を務める河野太郎・衆議院議員、小池良一・日本ギリシャ協会事務局長ら日本・ギリシャ関連の重鎮らが臨席。またヤニス・ミハイリディス駐日キプロス大使、エルマル・ムチャ駐日アルバニア大使、マト・ゼコ駐日ボスニア・ヘルツェゴビナ大使らが会場に駆けつけたほか、柄澤康喜・日本ギリシャ協会会長の祝電が読み上げられ、講演の盛会を祝した。
アルギロス駐日ギリシャ大使による開会の挨拶で幕を開けた講演では、福田氏がギリシャ詩とギリシャ語について、詩人らとの関わりを交えて解説。また、福田氏の日本語訳により今年1月に出版された『現代ギリシャ詞華集』に取り上げられた詩人らが自作の詩を朗読する映像が紹介され、次いでスティリャノス・フルムジアディス・ギリシャ大使館次席が同書に収録されたカテリーナ・アンゲラキ・ルークの詩作「詩的追伸(Ποιητικό Υστερόγραφο)」を朗読。参加者はギリシャ語の美しい調べに聞き入った。

