2019年11月4日(月)アテネマラソン運営事務局は新しいデザインのメダルを発表した。
新たなデザインでは、片面にアテネマラソンのフィニッシュ地点であり、また授賞式が行われるギリシャ・アテネの「カリマルマロ」と称されるパナシナイコスタジアムが刻まれ、もう片面にはギリシャ人または外国人デザイナーによる毎年異なるデザインが刻まれるという。
今年2019年のアテネマラソンでは、2004年のアテネ五輪で様々なキービジュアルを描いた世界的ギリシャ人画家アレコス・ファシアノス氏による紀元前490年にギリシャ人とペルシャ人との間に起こったマラトンの戦いをテーマにしたデザインが採用されている。
それぞれのメダルは直径7センチ、亜鉛合金製で重量は120グラム。メダルにはアテネマラソンの名称、開催年と「FINISHER(完走者)」の文字が刻まれ、完走者の氏名とフィニッシュタイムを刻むことが出来るという。
またギリシャ国内外のコレクター向けに「FINISHER(完走者)」の刻印に代えて「COLLECTOR」と刻まれたメダルも販売される予定で、これらメダルの製造はオランダのMedal Time社が担当。同社が完走者の氏名等の刻印も一手に手掛けている。
今年2019年からアテネマラソン130周年記念の2026年まで、メダル表面には「MARATHON」の8文字から1文字ずつが刻まれるといい、8年間に渡ってアテネマラソンを完走したランナーだけが得ることのできるレアアイテムとしても注目を集めている。
新たなメダルの総合デザインはギリシャ人デザイナー、スピロス・キジス氏のKIZI Design Studioが担当。毎年異なるデザインを担当する8人のデザイナーとともに無償でデザインを提供するという。
今年2019年のアテネマラソンは11月10日(日)に開催される。