1万3千人のマラソンランナーをはじめとした総勢3万5千人のランナーたちが集う史上最大規模の第32回アテネマラソンが2014年11月9日(日)に開幕する。
1万3千人のマラソンランナーのうち、8千人がギリシャ人、5千人が外国人。ランナーたちはマラトンの街をスタート地点にアテネのパナシナイコ・スタジアムを目指しギリシャの古の道を駆け抜ける。
今大会では参加者数だけでなくあらゆる数字が記録を更新。まず、大会運営を担うボランティアスタッフは総勢2,180人にも及び、うち最高齢は86歳、最年少は12歳といい、幅広い年齢のボランティアスタッフが大会をサポートしている。
また史上最大規模の大会を支えるため、沿道の警備および交通整理のため500人を超える警察官らが出動。EKAB(ギリシャ国立救急救命センター)からは150名の隊員たちが集結、ランナーだけでなく観客も含めた大会における救急救命活動を担っている。
今大会では3万5千のランナーたちの給水のためにおよそ27万本の水、4万7千本のアイソトニック飲料とジュース類が準備され、栄養補給には2万6千本のエネルギー・バーと5万本のバナナが用意されているという。
スタート地点のマラトンの街までランナーたちを運ぶバスは合計2,200台、マラトンの街からアテネの国立公園内にあるザッピオまでランナーたちの荷物を運ぶトラックは22台に上るといい、官民一体となって5km・10km走のランナーたちを含めた史上最高の3万5千人の参加者を迎えて開催されるアテネマラソンを支えている。