絶好の好天のもと、2016年10月30日(日)ユネスコの世界遺産・メテオラの修道院群で知られるメテオラで開催された第3回メテオラ・トレイルランニング(Meteora Trail Running)は過去最高の参加者を記録する中無事閉幕した。
今回のトレイルランニングはギリシャ陸連(SEGAS)の後援の元、メテオラ陸上競技協会(SKAM)が主催し開催されたもので、GreeceJapan.comは昨年の第2回大会に引き続きメディア・パートナーとしてイベントの支援を行った。
ギリシャ国内外から参加したランナーらのうち、およそ550名あまりが完走。ゴール地点ではメテオラ市民をはじめとした観客たちから熱い祝福を受けた。
今回のトレイルランで実施された3つのロードレースのうち、標高250mの山道を走る6kmレースのシティ・トレイル(City Trail)では表彰台をギリシャ人が独占。1位はアレクサンドロス・ゲラダリス(ゼウス・ランナーズクラブ)が、2位はディミトリス・ムハキス(トリカラ・ランナーズクラブ)が、3位はディミトリス・マニカス(WE RUN)が獲得した。
また標高1,250mの山道を走る22.5kmレースのメテオラ・トレイルランニング(Meteora Trail Runnin)では、ギリシャのヨルゴス・ディアレフトス(Salomon Hellas)が1時間59分58でフィニッシュし総合優勝。総合2位は2時間2分12で ギリシャのアレクサンドロス・カブロプロス(Odlo/La Sportiva)が、総合3位は2時間12分32でThomas Battail(Runningreece.gr)が獲得した。
なお同レースの女子1位は2時間13分21でフィニッシュしたギリシャのグリケリア・ジャジア(Salomon Hellas)が獲得。2位は 2時間44分40でGina Galletiが、3位は2時間46分32でMarcella Van Hemertが獲得した。
子供を対象とした1kmレースには10数名の地元の小学生の男女が参加。沿道からの温かい声援を受けて子供たちは楽しみながらコースを走り抜けた。
今回の大会では、ギリシャ国内だけでなく世界60の国と地域からランナーらが参加し過去最高の参加者を記録。マラソンを含めたロードレースの世界的な人気の高まりを印象付けるとともに、スポーツツーリズムの目的としてギリシャ・カランバカ地域が注目を集めていることをうかがわせる結果となった。