東京マラソン2018・独占インタビュー:レオニダス・アサナソプロス

GreeceJapan.com 総力特集:東京マラソン2018

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1.これまでに日本に来られたことはおありですか?また今回東京マラソンに参加された理由をお聞かせください。

今回が私にとって初めての日本への訪問になります。

日本は、私がその壮大な歴史と文化を称賛する国々の中でも、ずっと訪れたいと願っていた国の一つでした。これに加えて、自らの国のそれと異なる文化や社会を知るという私の人生の目標もありました。そういった理由から、私の家族も私と一緒に日本を訪れることに同意してくれました。

マラソン大会へ参加することは、日本の教育と文化を知るための最上の方法であると考え、2018年の東京マラソンに参加することを決めたという訳です。

私にとって特に重要なのは、この東京マラソンがアボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)の一つであるということです。2013年にボストンマラソンを、2014年にシカゴマラソンを完走し、今年さらに東京マラソンを走り切った後には、このAbbottWMM残りの3大会を制覇するための「旅」を続けていきたいと思っています。

2.これまで出場された大会の中で、もっとも強く思い出される大会は何でしょうか。

こういったランニング大会で私が素晴らしいと思うのは、自分の限界に挑戦するその都度、忘れがたい数々の想い出が生まれるということです。

もし私がこれまで参加した大会の中から特にいずれかを選ぶとすれば、2009年と2014年に参加したフランスのウルトラトレイル・デュ・モンブランで完走した100Kmのウルトラマラソンでしょう。

この他にも2013年に出場したボストンマラソンでのひと時が、その素晴らしい雰囲気と文化から私にとって特別な大会の一つとして思い出されます。たとえこの時起こった最悪の事件のことも同時に思い出されるとしても…。

3.当然ながら、アテネマラソンへの出場経験もお持ちのあなたですが、一人のマラソンランナーとして、この歴史的・伝統的な道程を走ることについてどのように感じられますか。

私の町、アテネで行われるこのマラソンにはこれまでに数えきれないほど参加しています。しかしこの美しいアテネに暮らすあるランナーから見たアテネマラソンは、恐らくここを訪れる方が持つ印象とは異なるでしょう。

私から言えるのは、歴史的なカリマルマロ・スタジアムでのフィニッシュは、素晴らしい体験になるであろうということです。これに加え、極めて困難であり、他のマラソン大会と比較してランナーに異なる対策を要求するコースを進む特別なマラソン大会であることは間違いありません。

特に私が好ましく思うのが、歩みを進めるにつれ目まぐるしく変わる周囲の風景でしょう。ここはボストンマラソンと共通するものがあるように感じます。

4.2020年の東京オリンピックには来日されますか。

もちろん東京オリンピックのために日本を訪れたいと強く思っています。東京だけでなく、日本の様々な場所を訪れることが出来るようにと願っているところです。

5.走られていない時には何をして過ごされていますか。

ランニングはあくまで自分の自由時間に行っているもので、多くの時間を家族のために、妻ともうすぐ3歳になる息子のために費やしています。

こういった時間の他、仕事も私の人生の中で重要な位置を占めています。私はチップを利用してスポーツ選手のタイム計測を行うシステムを開発する会社を経営する企業家であり、東京マラソンでも利用されているこういったシステムの改善とこれに係る部品の開発に明け暮れる毎日を送っています。

仕事をおいても、何かを作ることが大好きなので、いつも工具を手に家具から子供のための簡単な構造のロボットやオモチャまで、何かしら作って過ごしていますね。

ありがとうございました。あなたにとって記念すべき素晴らしい大会となることを期待しています。

 

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