来日中のギリシャのオルガ・ケファロヤニ観光相は12日(火)城内実・外務大臣政務官ならびに鶴保庸介・国土交通副大臣と会談を行った。
城内外務大臣政務官との会談でケファロヤニ大臣は二国間の緊密な連携及び相互理解に言及。両国の良好な関係の維持を改めて訴えるとともに、ギリシャ・日本国内のみならず世界各国が抱える両国への懸念に関し、二国間の課題と相互協力の方法について活発な意見交換を行った。
また鶴保国土交通副大臣との会談では観光業の側面における二国間の協力方法及び日本市場でのギリシャの広報宣伝活動について協議。ギリシャ・日本双方向での観光業の高揚に向け協力することで合意した。
ケファロヤニ大臣は会談でギリシャで現在進行している大きな構造改革について言及。「現在のギリシャは外国人観光客にとって魅力的な目的地であると言えるだろう」と語るとともに、ギリシャの真の姿をその目で直接見てその文化と美しさを再確認するために、ギリシャには日本のジャーナリストを招聘する用意があるとした。
会談の最後では、二国間の観光業に新たな扉を開くとともに、両国の利益に資するアテネ-東京を結ぶ直行便の就航の可能性についても議論を行った。
会談後ケファロヤニ大臣は報道陣に対して、近いうちに日本からギリシャへの観光客は増加するであろうと楽観的に語った上で、「日本人観光客は質の高いサービスを求めており、これはギリシャ観光の質の向上にとって重要な意味を持つものである」と付け加えた。