ギリシャのパナヨティス・ピクラメノス副首相が2019年10月22日(火)皇居・宮殿で行われる天皇陛下が国内外に即位を宣言される儀式「即位礼正殿の儀」に参列するため来日する。
2019年4月30日(火)の天皇陛下(現・上皇陛下)の退位後、5月1日(水)直ちに皇太子殿下(現・天皇陛下)が即位した今回のように、天皇陛下の退位と皇太子殿下の即位が同時に行われるのは江戸時代の1817年に仁孝天皇へ譲位した光格天皇以来約200年ぶり。
即位礼正殿の儀には194ヵ国と国連、欧州連合(EU)へ招待状を送付。また安倍晋三首相は即位礼正殿の儀に合わせ来日する約50ヵ国の首脳らと個別に会談をする予定という。なお前回1990年(平成2)11月12日に行われた明仁天皇(現・上皇陛下)の即位礼正殿の儀には158ヵ国の首脳らが参列している。
パナヨティス・ピクラメノス副首相は1945年(昭和20)ギリシャ・アテネ生まれの74歳。裁判官として活躍後、ギリシャの最高行政訴訟機関・国民評議会の長官を務めていた2012年5月、総選挙後の組閣の失敗により当時のカロロス・パプリアス大統領の要請を受け再選挙を実施する選挙管理内閣の暫定首相に選出された経験を持つ。副首相には2019年7月に行われた総選挙後首相に就任したキリアコス・ミツォタキス氏の要請により就任している。