3月9日(土)から14日(木)まで日本を公式訪問中のギリシャ観光省のオルガ・ケファロヤニ大臣は、経団連・ヨーロッパ地域委員会の横山進一共同委員長と会談。観光の目的地ならびに投資先としての日本のギリシャに対する関心について改めて確認した。
今回の会談でケファロヤニ大臣は多くの経済指標に現れる改善傾向について指摘するとともに、ギリシャ政府の改革に対するこれまでの試みについて報告。同時にギリシャの景気回復にとって重要な位置を占めるとした上で観光におけるギリシャの国家戦略を公表した。会談で大臣は、ギリシャは安全かつ快適な場所であり、日本人観光客は年間を通して常に歓迎されていると語った。
ケファロヤニ大臣は今回訪日の期間に行われる懇談ならびにマスコミとのインタビューを通じて、日本からの観光客誘致がギリシャにとって重要な意味を持つと強調した。
また、東北地方を襲った東日本大震災からちょうど2年が経過した今、大臣は震災の犠牲者の遺族に対する哀悼の意を表明。明日13日(水)には震災で大きな被害を受けた仙台へ訪問する予定で、市長との会談も予定されている。