欧州連合(EU)加盟国の様々な作品を紹介する映画祭「EU Film Days 2016」が今年も6月18日(土)から東京で、6月25日(土)から京都で開催される。
14回目を迎える今年は初めて日本に大使館を置く26のEU加盟国全ての作品が上映される予定で、ギリシャからはニコス・トリアンダフィリディス監督の「センチメンタリスト(οι Αισθηματίες / The Sentimentalists)」が参加する。
ニコス・トリアンダフィリディス監督は1966年アメリカ・シカゴ生まれ。イギリスのLondon International Film Schoolで映画を学んだのち1993年初のモノクロ短編「タ・スキラキア・グリフン・ティン・カルディア・ム」を制作。1995年には初の長編「ラジオ・モスクワ」を制作、これまでに短編を含め8本の作品を世に送り出した監督が2001年のドキュメンタリー作品「Screamin’ Jay Hawkins」から実に13年ぶりに放つ問題作が今回上映される「センチメンタリスト」だ。
ギリシャでは「ハリー・クリン」の名で知られる伝説の喜劇俳優バシリス・トリアンダフィリディスを父に持ち、映画監督としてだけでなくラジオのプロデューサー、ジャーナリスト、DJなど様々な活動を続けているニコス・トリアンダフィリディス監督のつむぐ新たな時代のフィルム・ノワールに期待が集まっている。
[ 東京会場 ]
上映日時: 2016年7月7日(木)19:00~/7月8日(金)14:30~
上映会場: 東京国立近代美術館フィルムセンター (東京都中央区京橋3-7-6)
[ 京都会場 ]
上映日時: 2016年6月29日(水)18:30~
上映会場: 京都府京都文化博物館 (京都府京都市 中京区高倉通三条上る東片町623−1)