大規模防衛・セキュリティ総合展示会であるDSEI Japan 2023が2023年3月15日(水)から17日(金)まで千葉県の幕張メッセで開催され、ギリシャから2企業が出展した。
2019年に日本で初めて開催された防衛・セキュリティの大規模展示会であるDSEI Japan 2019から4年、新型コロナウイルス感染症の拡大による延期を経て2回目の開催となったDSEI Japan 2023には、国内外の防衛・セキュリティ・安全保障関係者や政府関係者らが集結。日本企業90社・海外企業231社あまりが出展する中、3日間に渡って展示やカンファレンス・セミナーが行われ、活発な意見交換やネットワーキング、商談が行われた。
今回ギリシャから出展したのは、航空宇宙・防衛・ハイテク・セキュリティのグローバル市場で最先端の地位と30年以上の経験を持つ企業で構成されるギリシャのEFAグループのうち、防衛およびセキュリティ分野のソフトウェア開発およびシステム統合を手掛けるSCYTALYSと、ナイトビジョン(微光暗視装置)およびサーマルテクノロジーを取扱うTHEON SENSORSの2社。日本において、SCYTALYSは自衛隊にULS(ユニバーサル・リンク・システム)を納入、またTHEON SENSORSは警察および自衛隊にナイトビジョンを納入した実績を持っている。
展示会最終日の17日(金)にはディミトリオス・カラミツォス-ジラス駐日ギリシャ大使をはじめ、経済商務部のアサナシオス・カラペタス公使、マリナ・スタム氏が2社の出展ブースを訪問。SCYTALYSのスピロス・セリナス・ビジネスデベロップメントマネジャーから展示品の説明を受けるとともに、日本市場におけるギリシャ企業の可能性について意見交換を行った。