ギリシャと日本との間に1899年(明治32)に結ばれた修好通商航海条約の締結から120年という節目の年となる今年2019年1月20日(日)東京港区のサントリーホール・ブルーローズで、ジャズピアニスト・ケイコ・ボルジェソン氏によるニューイヤーコンサートが行われた。
ジャズピアニスト・ヴォーカリストとして長年に渡るキャリアを誇り、スウェーデン国王から北極星メダルを授与された氏はまた 「日本とギリシャの文化交流の促進等により両国民の相互理解と友好親善を図る」 ことを目的として1972年12月に設立された日本ギリシャ協会の会員の一人としても知られている。
20日(日)行われたコンサートでは、ゲストシンガーとして参加したギリシャ人ソプラノ歌手マリア・デヴィトザキ(デヴィジャキ)(Mária Devitzaki)とともに、第一部ではハジダキスの「紙で出来たお月さま(Χάρτινο το φεγγαράκι)」を始めとしたギリシャの歌を熱唱。次いで「ケフィ」によるギリシャダンスが披露され、集まった観客を魅了。そして続く第二部ではボルジェソン氏は自身の作曲作品を含めた11曲を全幅の信頼を置くバンドメンバーとともに印象的なパフォーマンスとともに披露。熱狂的なファンをはじめ会場に集う観客を惹きつけた。
会場にはギリシャ大使館からコンスタンティン・カキュシス大使とイオアナ・ハリクリア・ヤナカル大使夫人をはじめ、在日ギリシャ商工会議所のトニー・アンドリオティス会頭、日本ギリシャ協会の川上修二事務局長らが駆けつけ、日本・ギリシャ修好通商航海条約120周年初のプログラムとなるコンサートの開催を祝した。
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