ギリシャ郵便(ELTA)は1899年の「ギリシャ・日本修好通商航海条約」の締結から120周年の記念の年である今年2019年を祝し、日本で即位礼正殿の儀が行われた10月22日(火)に記念切手を発行した。
ギリシャと日本との外交関係は、1899年(明治32年)5月20日にギリシャ外務省のアソス・ロマノス氏(1858‐1940)と日本の牧野伸顕(まきの のぶあき)公使が調印し、同年6月7日にギリシャ議会により批准された日希修好通商航海条約の締結に端を発している。
今回発行される切手はギリシャから差し出される外国郵便の最低料金を料額とした1シート10枚のシール式切手で販売額は9ユーロ、発行数は2,500シート。ギリシャ・アテネとテサロニキにあるPost Collectionショップをはじめピレウス、パトラの公式切手ショップといったギリシャ国内の各拠点で販売されるほか、国外の提携切手ショップでの購入、そしてギリシャ郵便(ELTA)e-shopでのネットショッピングが可能といい、ギリシャ国外への発送も対応している。
22日(火)にはアテネ市内のギリシャ郵便(ELTA)切手部門で、駐ギリシャ日本大使館による修好120周年記念のロゴをデザインした10月22日付記念印の記念押印が実施された。なお記念押印については2019年11月15日までギリシャ郵便(ELTA)切手部門で郵送にて受け付けている。
日本では1999年(平成11)日本・ギリシャ修好100周年を記念して日本画家の村居正之氏がギリシャ・デルフィの古代遺跡のトロスを描いた記念切手が発行、ギリシャでも同年記念切手が発行されている。
GreeceJapan.comアーカイブ:「記念切手からみるギリシャと日本の友好の証:日希修好100周年記念切手」