2024年2月10日(土)神奈川県横浜市の横浜赤レンガ倉庫1号館で、ギリシャの鬼才ヤニス・クセナキスの音を追求し続けて来た稀代のパーカッショニスト加藤訓子と数々の国際的な賞に輝くダンサーの中村恩恵によるクセナキスの初期打楽器ソロ作品『PSAPPHA』の横浜公演が開催された。
高知県立美術館で今年1月27日(土)世界初演され絶賛された本作をいち早く鑑賞しようと訪れた観客で満席の会場には、駐日ギリシャ大使館からディミトリオス・カラミツォス-ジラス大使が東京から鑑賞のために訪問。
情熱あふれる加藤氏のパーカッションと中村氏の踊りによって、空間にクセナキスの音楽が絵画のように描き出される瞬間を見守った。
また、この日横浜公演には高知公演を手掛けた福島尚子・高知県立美術館・企画事業課チーフ(ホール事業担当)と小野晋司・公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 横浜赤レンガ倉庫1号館館長・チーフプロデューサーが訪れ、二人のアーティストによる貴重な公演を鑑賞した。
photos: Junko Nagata ©GreeceJapan.com