2022年4月に開催された東京フィルハーモニー交響楽団の2月定期演奏会で、マエストロ・井上道義氏の指揮でクセナキスのピアノ協奏曲第3番『ケクロプス』ほか全3曲を演奏したピアニスト・大井浩明氏が、クセナキスのすべてのピアノ独奏曲とフィニッシーの代表作である超絶難曲、そして《エオンタ》を演奏するピアノリサイタルを今年9月に東京で開催する。
今回のリサイタルは、2024年の日本・ギリシャ文化観光年記念事業の一環として行われるもの。
クセナキス自身の推挙により独奏者として『クセナキス管弦楽全集』プロジェクトに参加した実績を持つ大井浩明氏は、指揮者・野井上道義氏とともに1996年東京と京都で3回にわたり演奏したクセナキスのピアノ協奏曲第1番『シナファイ』がクセナキスの楽譜を出版している出版社のサラベール社を経由してクセナキスの手元に届き、その素晴らしい演奏が認められ、サラベール社が提供する参考音源として採用されたという輝かしい実績を残している。
大井浩明ピアノリサイタル《エオンタ & クセナキス 全ピアノ作品》
日時:2024年9月18日(水)19時開演(18時半開場)
会場:豊洲シビックセンターホール
チケット:全席自由席 5,000円
曲目:
マイケル・フィニッシー(1946-)ピアノ協奏曲第4番(1978/96)
ヤニス・クセナキス(1922-2001)
6つのギリシア民謡集(Έξι τραγούδια/1950/51)
ヘルマ(Έρμα/1961)
エヴリアリ(Ευρυάλη/1973)
霧(ομίχλες/1980)
ラヴェル頌(στον Ραβέλ/1987)
エオンタ(Εόντα/1964、ピアノと金管五重奏)
演奏:
大井浩明
客演:
<演出協力>
田中敏文(金剛流シテ方、重要無形文化財保持者)
<指揮>
大井 駿(第1回次世代指揮者コンクール第1位)
<トランペット>
高橋 敦(東京都交響楽団首席)
服部孝也(元・新日本フィルハーモニー交響楽団首席、昭和音楽大学准教授)
<トロンボーン>
小田桐寛之(元・東京都交響楽団首席、日本トロンボーン協会会長)
伊藤雄太(日本フィルハーモニー交響楽団首席)
菅 貴登(中部フィルハーモニー交響楽団首席)
主催/問合せ:アートアンドメディア株式会社([email protected])
後援:駐日ギリシャ大使館
助成:
公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]
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