
8月2日(月)東京・有明の有明体操競技場で行われた体操・男子種目別 つり輪の決勝に2016年リオデジャネイロオリンピックの金メダリスト、ギリシャのレフテリス・ペトルニアス(エレフテリオス・ペトロニアス)選手が出場、15.200で銅メダルを獲得した。
1回限りの演技ですべてが決まるつり輪の決勝では、リオ五輪で銀を獲得したブラジルのアルトゥール・ザネッティが着地を乱し14.133とメダル圏外に沈む中、中国の2人の選手が大躍進。劉 洋が15.500、尤 浩が15.300の高得点を出した後、8選手中7番目に出場したペトルニアスは安定した演技を見せたが、着地でわずかに一歩足を踏み出し15.200を得点、銅メダルを獲得した。

ペトルニアスにとっては2つ目のオリンピックでのメダルとなる今回の銅メダルは、ギリシャの体操選手にとって6個目のオリンピックのメダル。つり輪で2000年のシドニー大会で銀、2004年のアテネ大会で金を獲得したディモスセニス・タバコス、床で1996年アトランタ大会で金を獲得したイオアニス・メリサニディス、体操競技新体操・女子団体総合で2000年シドニー大会で銅を獲得したイリニ・アインディリ、マリア・ゲオルガトゥ、ハラ・カリアミ、クレリア・パンダジ、アナ・ポラトゥ、エヴァ・フリストドゥルゥに続いてギリシャの体操界の歴史に再びその名を刻んだ。
授賞式後ペトルニアスはギリシャの公共放送ERTに対し、今回のメダルをギリシャと二人の娘、ソフィアとエレニに捧げると語り、長年苦楽をともにしてきたコーチのラフティス氏をはじめ関係者らに感謝の意を表明。最後に2024年のパリオリンピックへの展望を尋ねられたペトルニアスは「もちろん、パリ大会で会いましょう!3位でキャリアを終えるなんて出来ない。1位でキャリアを終えますよ」と結び、次のオリンピックへの出場を誓った。
つり輪の金は中国の劉 洋(15.500)が、銀は同じく中国の尤 浩(15.300)が獲得。前回リオ大会で銀・ブラジルのザネッティは8位(14.133)、同じく前回リオ大会で銅・ROC(ロシアオリンピック委員会)のデニス・アブリジャンは6位(14.833)で大会を終えた。
GreeceJapan.com「リオ五輪・つり輪金のギリシャのペトルニアス来日」