IOC( 国際オリンピック委員会)はスイス・ローザンヌで26日(水)行われたギリシャオリンピック委員会のスピロス・カプラロス会長による2021年IOC総会開催地に係るプレゼンテーションを受け、2021年IOC総会の開催をギリシャ・アテネとすることを決定した。
カプラロス会長はアテネでのIOC開催に総会にあたって、アテネ五輪でも利用されたアテネ市郊外の競技場のひとつスタディオ・イリニス・ケ・フィリアスならびにパナシナイコ・スタジアムにおけるオープンイベントの開催の可能性について示唆。またギリシャのアルヘア・オリンピア市でのイベントの実現の可能性について述べたほか、2016年リオ五輪セーリング競技・男子470級で銅メダルを獲得したうちの一人であるパヴロス・カヤリスもプレゼンテーションに登場、ギリシャでの開催をアピールした。
IOCのトーマス・バッハ会長はギリシャの代表団によるプレゼンテーションを受け、「組織的にも象徴的にも、アテネでのIOC総会開催は非常に良い選択であると考えている。2021年の総会は第1回近代五輪最初の開催地パナシナイコ・スタジアムに始まり、スポーツを愛するすべての人が訪れるべきアルヘア・オリンピア市で閉幕することになるだろう」と述べた。