NHKは6日(金)ギリシャ・アテネのパナシナイコスタジアムで3月19日(木)行われる予定の聖火引継式で、最終ランナーが登場する前に行われる開催国・日本の文化パフォーマンスでダンスなどを披露する子どもたちの派遣について、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し中止されると報道した。
19日(木)にはEXILE HIRO氏を東京2020文化パート監督に迎え、小学生20人、中学生100人、高校生20人の計140人の子供たちを中心に、サポートメンバーを含めた総勢216名がアテネでパフォーマンスを行う予定で、1月26日(日)には千葉・幕張メッセでリハーサルを実施。約10分間のパフォーマンスのうち、冒頭3分がメディアに公開されていた。
NHKの報道によれば、6日(金)夕方東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が政府が全国の学校に臨時休校を要請している状況を踏まえ、子どもたちの安全を最優先に考えギリシャへの派遣を中止を発表したとしている。
引継式への子どもたちの派遣の中止に先立ち、5日(木)にはギリシャのオリンピア(アルヘア・オリンピア)市と姉妹都市であり、また2020年の東京オリンピックにおけるギリシャのホストタウンのひとつでもある愛知県稲沢市が3月12日(木)に行われる予定の聖火リレーへの中学生の派遣を、ギリシャでの新型コロナウイルス感染症拡大に伴い派遣団の感染リスクが高まることを勘案し中止すると発表している。