Greek
インタビュー : Junko Nagata/ GreeceJapan.com (東京)
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メテオラを映した映像は数多くあれど、これほどまでに美しく、また印象的な映像はこれまでになかったのではないだろうか。今回GreeceJapan.comはこの映像作品「METEORA-Six Monasteries on the Rocks」を製作した日本人映像作家・TKYSSTD氏から撮影について、またギリシャに関する印象についてお話しを伺うことができた。
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ギリシャのメテオラを撮影した「メテオラ」は、いつ頃、どのような方法で撮影されたのでしょうか。
撮影は2014年の1月に行いました。
今や世界中で一般的となったマルチコプターを使い、カメラはGoProとBlackMagic Pocket cinema cameraを現地に持ち込み撮影しています。
撮影および編集のポイントですが、メテオラを初めて訪れた時に感じた思わず「うわあ!」と声が出るドキドキした気持ちを再現できるものとなるよう努力しました。もちろんそれができたのもメテオラのバラエティ豊かなシーナリーのおかげともいえます。
心残りなのは撮影期間が2日と短く、また多くの観光客が訪れる人気のスポットであることや下調べの不十分さから実撮影時間がかなり限定されたことです。もっとたくさん撮りたかったというのが本音です。
撮影を終わられて、メテオラにどのような印象を持たれましたか。
岩の上の修道院というあり得ない景観に目を奪われがちですが、核心部でない場所も驚くほど美しい景観のある場所だと感じました。同じ場所に留まっていても時間によって移ろう光景に心が癒されたのも事実です。また麓の町のカランバカも素敵で、メテオラ(修道院)だけを駆け足で巡って帰ってしまうのは本当に勿体無いと思うような場所ですね。
今後の予定として、ギリシャの他の地域の撮影はお考えですか。
世界中にはたくさんの美しい景観のある場所があり撮影に行きたい候補はたくさんありますが、エーゲ海の島々や古代文明の遺跡など魅力的な場所がたくさんあるギリシャはやはり外せません。必ずやまた訪れたいと思います。逆にギリシャに住んでる皆様からギリシャの知られざるスポットなどが聞けたら嬉しく思います。
Video-photos (c) TKYSSTD