2008年美術館の収蔵品の中から日本の研究者チームにより写楽の肉筆画が発見されたことで一躍その名を知られたギリシャ・ケルキラ(コルフ)島の国立コルフ・アジア美術館(Corfu Museum of Asian Art)で、2014年4月8日(火)から6月10日(火)まで特別展「江戸の禁じられた娯楽(Drama and Desire in the pleasure quarters of Edo)」が開催される。
特別展のキュレーターは国立コルフ・アジア美術館のデスピナ・ゼルニオティ館長自らが務めている。
この特別展では2011年にパリ日本文化会館(Maison de la Culture du Japon à Paris)とセインズベリー日本藝術研究所(Sainsbury Institute for the Study of Japanese Arts and Cultures)の協力によりパリで初めて一般公開された70点に及ぶ浮世絵の数々が展示される予定。
17世紀から19世紀の日本美術を代表するこれらの作品は、美術館の創設者であるギリシャ人外交官グリゴリオス(グレゴリオス)・マノス(1850-1928)のコレクションの一部。外交官の職を退いた後に私財を投じて蒐集した9,500点以上にも及ぶ彼のアジア美術のコレクションは、絵画、彫刻、陶磁器などあらゆる種類の芸術作品を網羅するもので、1928年に開設された美術館の中核を構成している。
[特別展:Drama and Desire in the pleasure quarters of Edo]
開催日時:2014年4月8日(火)-6月10日(火)
開館時間:火-日/ 08:30 – 15:30(※5/1は休館。)
開催場所:ギリシャ国立コルフ・アジア美術館
49100 Palaia Anaktora, Corfu – Greece
tell: +30 26610 30443, 20193
email: [email protected]