玉川学園創立95周年記念特別展『イコンにであう-キリスト教絵画のみかた-』でギリシャのイコンが展示

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1929年(昭和4)に創立され、今年2024年創立95周年を迎える東京・町田市の玉川学園の玉川大学教育博物館で『イコンにであう-キリスト教絵画のみかた-』と題した創立95周年記念特別展が開催されている。

2024年10月21日(月)から2025年1月19日(日)まで開催されている本特別展では、1979年(昭和54)の創立50周年記念事業の一環として収集が開始されたロシアとギリシアのイコンを中心とする全107点の貴重なイコン・コレクションから、選りすぐりの55点のイコンが展示。この55点の中で、ギリシャから7点のイコンが展示されている。

また、ロシア・ギリシアのイコンと合わせて、本展では日本初のイコン画家として知られる山下りんが油絵で描いたイコンのうち、静岡ハリストス正教会から寄贈された6点が合わせて紹介されている。

今回の展示を手掛けた玉川大学教育博物館准教授の萩原哉(はぎわら はじめ)氏は仏教美術史の研究が専門。本特別展について、2022年4月の就任以降2年半に渡って準備を続けて来たという萩原氏は11月4日(月)行われたギャラリートークで展示の見どころを解説。日本ではまだ馴染みのないイコンの世界についてわかりやすく解き明かした。

本展の入場は無料・事前予約不要。開催期間中には、外部の専門家を招いた記念講演をはじめ、テンペラ画を描くワークショップが開催される予定。

萩原哉・玉川大学教育博物館准教授 ©GreeceJapan.com

[ 玉川学園創立95周年記念特別展 イコンにであう-キリスト教絵画のみかた-開催概要 ]

会期:2024年10月21日(月)~2025年1月19日(日)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:土曜日、日曜日、祝日、11/14(木)・20(水)、12/24(火)~1/5(日)
※ただし以下の日は開館。
11/4(月)・9(土)・10(日)・16(土)・30(土)
12/1(日)・14(土)・15(日)・22(日)
1/11(土)・18(土)・19(日)
入館料:無料(事前予約不要)
※入校時に詰所で入校手続要。
主催:玉川大学教育博物館
会場:玉川大学教育博物館 第2展示室(小田急線玉川学園前駅下車南口より徒歩15分)

●記念講演会①「イコンに祈る-ウクライナ戦争をキリスト教はどう考えるのか-」
日時:2024年11月30日(土)14:00~15:30(13:30開場)※ 参加費無料・申込不要
講師:角茂樹 氏(玉川大学客員教授・元駐ウクライナ特命全権大使)
会場:玉川学園中学年校舎講堂(教育博物館内から入場)

●記念講演会②「イコンのみかた-東方正教会の美術にであう-」
日時:2024年12月15日(日)14:00~15:30(13:30開場)※ 参加費無料・申込不要
講師:瀧口美香 氏(明治大学商学部准教授・ビザンティン美術史研究者)
会場:玉川学園中学年校舎講堂(教育博物館内から入場)

●ワークショップ「テンペラ画を描いてみよう」
イコンの制作に用いられた卵テンペラによる着色、金箔貼りなどの技法を体験しながら、簡単な絵画制作を実施。
日時:2024年12月14日(土)14:00~16:30(13:30開場)※ 参加費有料・要申込
講師:
金子みずき 氏(玉川学園高等部美術科常勤講師)
相原太惠 氏(玉川学園中学部美術科非常勤講師)
会場:玉川学園中学年校舎 B101教室
定員:30名(おおむね中学生以上が対象)
※先着順。定員になり次第、受付けは終了
※一度に複数名の申込は不可
参加費(材料費):500円
申込期間:2024年11月11日(月)10時~11月22日(金)17時
申込方法:申込期間に表示されるボタンから申し込み

●ギャラリートーク
玉川大学教育博物館の学芸員が展示の見どころを解説。
日時:2024年11月4日(月)、12月20日(金)、2025年1月17日(金)
各回14:00~15:00 ※ 参加費無料・申込不要
会場:玉川大学教育博物館 第2展示室

永田 純子
永田 純子
(Junko Nagata) GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbywebの共同創設者。

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