数多くの興味深い展示にあふれたOTE Group Telecommunications Museumの展示の一部から、古代ギリシャの通信技術を解説した展示をご紹介したい。
ピルシアと呼ばれる光通信技術は、紀元前2世紀頃にアレクサンドリアの技術者クレオクセニスとディモクリトスにより開発された。これはギリシャ語のアルファベットによる最初の暗号化通信の形式で、制限のない情報伝達を可能とした。古代ギリシアの歴史家・ポリュビオスは、松明を用いてこの技術がどのように機能するかを解説している。
それから20世紀の後、サミュエル・モールスがモールス電信機を発明。火を用いることなく点を使って暗号化された情報を伝達することを可能とした。
以下の写真では、ギリシャ語で「勝利」を意味する単語「ΝΙΚΗ(ニキ)」をどのように伝達されるのかを見ることができる。