男女ギリシャ代表チームが2014年4月28日(月)から5月5日(月)まで東京で開催されるJA全農2014年世界卓球団体選手権東京大会(ZEN-NOH 2014 World Team Championships in Tokyo)への参加を表明して2週間あまり。
しかしその他のスポーツ同様、ギリシャ政府が卓球に対する助成金を大幅に削減したことにより、ギリシャ卓球連盟には遠征費用の捻出が困難だったことから、現時点まで代表チームの参加は疑問視されていた。
ギリシャ卓球連盟の理事会は2週間前に行われた会議で、遠征費用が準備できれば大会への参加を実施するとの決定を下したところだったが、最終的にこの事態を打開したのは選手たちからの資金提供だった。つまり、ギリシャを代表する卓球界のトップアスリートたち自身が、連盟に対し自らの遠征に必要な経費を提供したのだ。
ギリシャ卓球連盟のマノリス・コリンバディス理事長は4月2日(水)トップアスリートたちが事態の打開のために連盟に対する遠征費用の提供を了承したことに対し感動するとともに選手たちを誇りに思うとコメントした。
日本代表と第一試合で直接対決する男子ギリシャ代表チームの選手は、パナヨティス・ギオニス、カリニコス・クレアンガ、コスタス・パパゲオルギウ、タソス・リニオティスとコスタス・ラゴヤニスの5名。彼らを率いる代表コーチはコスタス・バツァクリス。
また今大会でちょっとした話題を巻き起こしているのが、女子ギリシャ代表チームを率いる代表コーチのフリスティーナ・フィリ。現役の卓球選手である彼女は、カテリナ・トリウ、マリア・フリストフォラキ、アンゲリナ・パパダキの3名を率いて今回はコーチとして東京入りする。