日本たばこ産業株式会社(JT)は今月16日(金)のプレスリリースで、ロシア第4位のたばこメーカー・ドンスコイ・タバック(JSC Donskoy Tabak)を始めとするたばこメーカー3社を買収することを発表した。3社を合わせた取得額は約1,000 億ロシアルーブル(1,900 億円)。
ドンスコイ・タバック社はロシア市場において約7%のシェアを保持するたばこメーカー。またドンスコイ・タバック社とともにロシアのJSC Pereslavl-Tabakのほか、ギリシャのSEKAP社の2社のたばこメーカーが今回の買収対象に含まれている。
JTは今回の買収により、世界第3位の規模のたばこ市場であるロシアにおいて、No.1 たばこ会社としての地位を強化するとしている。
ギリシャのSEKAP社は、親会社のドンスコイ・タバック社とともにギリシャ系ロシア人実業家のイバン・サビディス氏がオーナー。サビディス氏はギリシャ・テサロニキのホテル、マケドニア・パレスをはじめ、ギリシャサッカー1部・PAOK FCのオーナーとしても知られている。