ギリシャのバイオリニスト、レオニダス・カヴァコス、グラミー賞候補に(Video)

 

第56回グラミー賞の最優秀室内楽・スモールアンサンブルパフォーマンス部門(BEST CHAMBER MUSIC/SMALL ENSEMBLE PERFORMANCE)にギリシャのバイオリニスト、レオニダス・カヴァコスの作品がノミネートされたことがわかった。

今回ノミネートの対象となったのは、カヴァコスが2011年9月から2012年4月にかけてアテネのメガロムシキ音楽堂でエンリコ・パーチェのピアノとともに録音を行ったベートーベンのバイオリンソナタ全集で、2013年クラシックの名門デッカから3枚組CDとしてリリースされたもの。

メガロムシキ音楽堂の録音監督にして今回ノミネートされたカヴァコスのアルバムを手掛けたニコス・エスピアリディスは、カヴァコスの快挙はギリシャにとってこの上ない名誉であるとした上で、「カヴァコスは自らのバイオリンを録音しようと思えば、世界中のどんなスタジオを選ぶことも出来ただろう。しかし彼は我々のメガロムシキ音楽堂を選択した。それはギリシャが困難な状況を迎えるこの時期にありながら、音楽堂の環境が自らにふさわしいと考えた結果なのだろう」とノミネートの喜びを語った。

第56回グラミー賞授賞式は来年2014年1月26日(日)アメリカ・ロサンゼルスのノキア・シアターで開催される。

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