【東京2020】調布市:1964年東京オリンピック・マラソン折返点の今

東京都調布市にある味の素スタジアム。サッカーJ1のFC東京のホームスタジアムとして知られるこのスタジアムの傍ら、国道20号沿いに1964年東京オリンピックのマラソン競技折返し地点を記念する碑がたたずんでいる。

ひっきりなしに自動車が行き交う国道沿いをコースに行われたマラソン競技では、エチオピアのビキラ・アベベが2時間12分11秒2で前回1960年のローマ五輪に続いて金メダルを獲得。銀メダルを2時間16分19秒2でイギリスのベイジル・ヒートリーが、銅メダルを2時間16分22秒8で日本の円谷幸吉が獲得した。

半世紀の時を経て、静かにたたずむ記念碑のほかには、碑が設置されているスタジアム側の国道に「1964.10.21 オリンピック東京大会 マラソン折返点」と記された道路標識が当時の熱狂を今に伝えている。

あれから50年あまり-。2度目の東京オリンピックで調布市はサウジアラビア王国のホストタウンとして、そしてスタジアムはサッカー、近代五種、ラグビー会場として、歴史に再びその名を刻もうとしている。

photos: Junko Nagata © GreeceJapan.com

 

永田 純子
永田 純子
(Junko Nagata) GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbywebの共同創設者。

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