アテネ地下鉄:新線・ライン4の建設に日立のグループ会社が名乗り

アテネ地下鉄・ライン4の建設予定図。今回入札対象の第一工区は黄色で示されているAの路線。

アテネ地下鉄に建設予定の新線・ライン4のうち、アルソス・ベイク駅~グディ駅間の第一工区の建設に係る入札意思の表明が8月10日(木)締め切られ、日本の日立製作所の鉄道システム事業におけるグループ会社・日立レールイタリアS.P.A社とギリシャのΑΚΤOΡ ΑΤΕ社、そしてアンサルドSTP S.p.A社の3社による企業体がこれに参加したことが明らかになった。

この日立レールイタリアS.P.A社の参加意思の表明は、アテネ地下鉄を管理するアッティコ・メトロが10日(木)発表したもの。今回のライン4・第一工区建設に係る入札意思の表明にはこのほか以下の3つの企業体が名乗りをあげている。

・ΤΕRΝΑ ΑΕ- VINCI-SIEMENS AG “TVS”
・J+P ΑVAX ΑΕ- GHELLA SpA –ALSTOM TRANSPORT S.A.
・FCC – ARCHIRODON-MYTILINEOS

アルソス・ベイク駅からグディ駅まで全14駅・約13kmの地下鉄新線の建設に当たっては、全長約10kmの複線トンネルの建設や新たな運行管理センターの設置を始めとする新線の運行に必要な各種の設備の建築・整備が含まれており、予算の総額は14億5千万ユーロ、建設期間は2019年から2026年の8年間を予定しているという。

 

永田 純子
永田 純子
(Junko Nagata) GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbywebの共同創設者。

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