
海上保安大学校の練習船「こじま」が4月26日(金)から101日間の日程で世界一周の遠洋航海実習へ出発、ギリシャ・ピレウス港を含め五カ国・六カ所へ寄港する。
17日(水)の海上保安庁の発表によれば、今回の遠洋航海実習は太平洋・大西洋及びインド洋等の航海を通じ、船舶運航に関する知識・技術を向上させるとともに、寄港地の関係機関や市民との交流を通じて国際感覚を養うことを目的としているといい、また実習中にはスリランカのコロンボでアジア海上保安機関長官級会合実務者会合が開催されている期間に練習船こじまが初寄港し、関係機関との交流等が行われる予定。
今回遠洋航海実習に出発する練習船「こじま(PL21)」は3代目。1993年(平成5)に就役し、総トン数2,950トンの世界的にもトップレベルの大型練習船で,毎年世界一周の遠洋航海を行っている。
4月26日(金)呉港を出港したこじまは、サンフランシスコ(5/11~5/15)、パナマ運河(5/26~5/27)、ニューヨーク(6/2~6/6)、ギリシャ・ピレウス港(6/21~6/25)、スエズ運河(6/27~6/28)、スリランカ・コロンボ(7/9~7/12)、シンガポール(7/18~7/22)、ベトナム・ダナン(7/26~7/29)の順に各地に寄港、8月4日(日)呉港に帰港する予定。