2015年8月28日(金)大統領令が発令され、ギリシャ議会は解散、8月10日(月)にGreeceJapan.comで報じたとおり、来月9月20日(日)の総選挙の実施が発表され、ギリシャは本格的な選挙期間に突入した。
・「ギリシャ:債権団との合意後、総選挙を実施か」(GreeceJapan.com)
10月1日(木)には新しい政権により議会が招集される予定。
この大統領令の発表に先立ち、27日(木)にはギリシャ史上初めての女性首相となった暫定政権のサヌ首相の宣誓式が行われ、翌28日(金)には暫定政権の閣僚の宣誓式が13時から大統領官邸で行われた。
総選挙当日の9月20日(日)まで1ヵ月を切った中で任命された暫定政権の閣僚らの中では、観光担当副大臣に70年代からギリシャの音楽界をけん引し続け今も第一線で活躍するベテラン女性歌手のアルキスティス・プロトプサルティが任命。
このほかにも、外務大臣にギリシャの首相・大統領を歴任した歴史的政治家のコンスタンディノス・カラマンリスを支えた有名政治家で、過去2度にわたってギリシャの外務大臣を務めたペトロス・モリビアティス氏が、また国防大臣には空軍出身で元パイロットの退役軍人イオアニス・ヤゴス氏が、文化担当副大臣にギリシャ国立美術ギャラリー館長のマリナ・ランブラキ = プラカ女史が任命されるなど、著名人が名を連ねている。