古今東西の名著を25分×4回=100分で読み解くNHKの人気番組「100分de名著」の番組テキストに大幅な加筆を行い書籍化した「NHK『100分de名著』ブックス」シリーズ最新刊として、東京大学大学院教授の山本芳久氏による古代ギリシャの哲学者アリストテリスの「ニコマコス倫理学」が8月26日発売された。
天文学、生物学、詩学、政治学、論理学、形而上学などあらゆる分野の学問の基礎を確立し、「万学の祖」と呼ばれる古代ギリシャの哲学者アリストテレス(前384-前322)。本書『ニコマコス倫理学』では、アリストテリスが「倫理学」という学問を歴史上初めて体系化した書物「ニコマコス倫理学」を、山本教授が読み解いていくという。
NHK「100分de名著」ブックス アリストテレス ニコマコス倫理学 「よく生きる」ための哲学
著者:山本芳久
発売日:2024年8月26日
定価:1,210円(税込)
仕様:四六判・160ページ
ISBN:978-4-14-081972-2
構成:
はじめに 「いかによく生きるか」を考える学問
第1章 倫理学とは何か
第2章 幸福とは何か第3章 「徳と悪徳」
第4章 友愛とは何か
ブックス特別章 アリストテレスとトマス・アクィナス ~『ニコマコス倫理学』から『神学大全』へ
読書案内
おわりに
著者:山本 芳久(やまもと よしひさ)
1973年、神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。千葉大学文学部准教授、アメリカ・カトリック大学客員研究員などを経て、現職。主な著書に『トマス・アクィナス――理性と神秘』(岩波新書、サントリー学芸賞)、『世界は善に満ちている――トマス・アクィナス哲学講義』(新潮選書)、『キリスト教の核心をよむ』『愛の思想史』(共にNHK出版)、『危機の神学――「無関心というパンデミック」を超えて』(若松英輔氏との共著、文春新書)など多数。
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