ギリシャ系アメリカ人の日常を、内気なギリシャ系女性のトゥーラとギリシャ系でないイアンとの恋愛を通じてコミカルに描いて日本でもヒットを飛ばした「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング(My Big Fat Greek Wedding)」の続編が前作の公開から12年ぶりに製作される。
これは前作で脚本・主演を務めたギリシャ系カナダ人の女優・プロデューサー・脚本家のニア・ヴァルダロスが自身のFacebookで明らかにしたもの。ニアが自分の実体験をもとに執筆し自ら演じた一人芝居を映画化した前作は、当時アメリカでは興行ベスト10に18週以上ランキング、全米で8か月以上もロングラン上映され、興行収入2億ドルを達成。のちに「マイ・ビッグ・ファット・ライフ!(My Big Fat Greek Life)」として後日談がTV化されている。
ニア・ヴァルダロスは既に続編の脚本を書き上げており、前作でトゥーラの夫となったイアンを演じたジョン・コルベット、前作の監督を務めたジョエル・ズウィックがキャスティング。製作は前作同様Gold CircleとHBO、そしてPlaytoneがクレジットされている。プロデューサーには前作同様リタ・ウイルソンとトム・ハンクス、そしてゲイリー・ゲッツマンがカムバック。ニア・ヴァルダロスは脚本だけでなくエグゼクティブ・プロデューサーの一人として続編に携わるという。
ニアは続編について「母になるという経験を経て、自分では私の家族の新たなストーリーを描く準備が出来ていると思うわ」とコメントしている。続編の監督は近日中に発表される予定。
・前作のあらすじ
恋人もなく、30歳になっても両親の営むギリシャレストラン「ダンシング・ゾルバ」を手伝うだけの日々を送る地味で冴えないギリシャ系のトゥーラ。そんな彼女はある日、偶然レストランにやって来た長身ハンサムのイアンに一目ぼれ。イアンへの恋心をきっかけに一念発起したトゥーラは大変身。見事彼を射止めるが、筋金入りのギリシャ系・ポルトカロス一族がギリシャ系でもなく、インテリ家族のベジタリアンのイアンをそう簡単に許すはずもなかった。しかし、それでもあきらめずに愛を貫こうとする二人にやがて両家の家族も結婚を許し、ついに一族中を巻き込んで「ギリシャ風」結婚式へと突き進む…!
英語で製作された映画にギリシャ語字幕を入れた映画の予告編(Video)