レジェンド・安原昌弘(やすはら まさひろ)監督率いる大阪に拠点を置く自転車ロードレースチーム・マトリックスパワータグに2024年シーズンに加入したキプロスのアレクサンドロス・アグロティスが、2023年に実施したキプロス全土を一周する海岸線沿いの618kmを24時間以内に完走するチャレンジをドキュメンタリー化した映像『ツアー・オブ・キプロス 600~島を巡る旅(Tour Of Cyprus 600 – Riding the Island’s Edge)』が今年9月初めに公開された。
今回のプログラムは、アグロティス自身が名誉大使を務めるキプロス銀行腫瘍学センターを支援するための資金を集めるとともに、がんへの意識を高めることを目的としたもの。16歳の時甲状腺がんと診断されたアグロティスは病と戦いこれを克服。同じく自転車ロードレーサーであった父と叔父の背中を見つめながら、ひとりのアスリートとして夢を追い続け、キプロス人初のワールドサイクリングチーム入りを果たす快挙を成し遂げている。
ドキュメンタリー映像の監督はニコレタ・アシオティ(Nikoleta Assioti)が担当。マトリックスパワータグでは「よしお」の愛称を得て戦うアグロティスは、2022年と2023年にこのチャレンジを実施している。