ギリシャ・アテネのアクロポリス博物館から、観光客の行き来の絶えないプラカ地区へ向かう道すがら、徒歩1分の街角にとあるギリシャの偉人の銅像がたたずんでいる。
この銅像に姿を残すギリシャ独立戦争時の将軍にして政治家・作家のイオアニス・マクリヤニス(ギリシャ語:Ιωάννης Μακρυγιάννης/1797-1864)は、初期ギリシャ国家の政治生活に重要な貢献をした偉人として知られている。彼の回想録は、当時のディモティカ(現代ギリシャ語)で用いられた多くの要素を盛り込んだ言語で書かれていることから、現代ギリシャ文学の記念碑とみなされている。
写真奥に見えるギリシャ国旗は、アクロポリスに掲げられたもの。
photos: Junko Nagata ©GreeceJapan.com