
2023年4月8日(土)・9日(日)新潟県長岡市のシティホールプラザ アオーレ長岡で行われたバレーボールVリーグ・女子V1・V2の入替戦「V・チャレンジマッチ~2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 出場決定戦~」で、V2・2位の群馬銀行グリーンウイングスはV1・11位の岡山シーガルズと対戦、2日間合計で岡山が2勝0敗でV1残留を決め、群馬銀行はV1昇格を逃した。

8日(土)の第一戦では、群馬銀行グリーンウイングスは岡山シーガルズを相手に3‐0(25‐18、25‐12、25‐18)のストレートで敗退。試合後の記者会見で「明日に向けて全力を尽くし今日よりいい試合にしたい」と語ったギリシャのエヴァンゲリア・ハンタヴァ(Evangelia Chantava)選手は、力を発揮しきれなかった第一戦の結果に悔しさを隠さず、翌日の第二戦に向けて勝利への熱い想いを告白した。

9日(日)の第二戦では、V1昇格のためには岡山の勝利数を上回らなければならないという背水の陣で臨んだ群馬銀行グリーンウイングスは、第1セットを齋藤監督の誓う「全員バレー」で猛攻し19‐25で先取。続く第2セットを25‐11で、第3セットを25‐13で岡山に取られた後、勝敗を決める第4セットで、群馬銀行グリーンウイングスは岡山を相手に一進一退の緊迫した試合を展開。互いに一歩も譲らない攻撃に会場が固唾を呑んで見守る中、25‐23の大接戦を制した岡山が群馬銀行グリーンウイングスを破り、V1残留を決めた。

9日(日)の試合後に行われた記者会見で、齋藤監督は「もうちょっと出来たのではないのか、という悔しさがある」と二日間の対戦の印象を語るとともに、「自分たちに伸びしろというか、可能性を秘めているんだと知ってもらいたいたかった、という私自身のチャレンジに対し、選手たちは真摯に向き合ってくれた」とシーズンを通して共に闘ったチームの選手を労うとともに、選手たちと一緒に成長していきたいと来シーズンに向けた意気込みを語った。
続く選手の記者会見でハンタヴァ選手は「私も若いメンバーと一緒に成長できたと思っています。私が来シーズンここにいるかはわかりませんが、このチームはV1に行けるチームだと思っています」と涙ながらに答えてシーズンを振り返るとともに、来シーズン契約更新のオファーがあれば、チームと契約を締結したときと同じく迷わず「イエス」と言えるかとのGreeceJapan.comの問いに対しては「もちろん、そういったオファーがあればすぐにイエスと言いたいところですが、プロの世界なので、結果がすべてだと思っていますので、どうなるかはまだわかりません」と答え、このチームを愛していると繰り返し語り、チームの選手、監督、スタッフ、そして観客とともに闘ったシーズンに想いを寄せた。

