2023年2月15日(水)ギリシャのキリアコス ミツォタキス首相が出席する中、アテネの国立考古学博物館のリニューアルにあたり選出された建築案が公開された。
既にGreeceJapan.comで報じたとおり、建築案にはDavid Chipperfield ArchitectsとAlexandros N. Tombazis and Associates S.A.によるデザインが採用。博物館庭園のデザインはベルギーの建築事務所 Wirtz International Landscape Architectsが担う。
博物館には現在世界的に重要な先史・古代ギリシャ美術のコレクションの一部が収蔵されている。
アテネの国立考古学博物館は1829年(文政12)創設。ルートヴィヒ・ランゲとエルンスト・ツィラーによる新古典主義の現在の博物館本館は1866年(慶応元)から1874年(明治7)に建築され、1889年(明治22)一般に公開。その後現在に至るまで様々な増改築が行われている。
今回のリニューアルにより、国立考古学博物館は質および持続可能性の面で現代的な基準を満たすオープンなスペースとして、近代化を実現することになるという。