2020年東京オリンピック・パラリンピック大会のギリシャのホストタウンとして、また五輪直前にはギリシャ陸上選手らの事前キャンプ地として代表選手らを受け入れるなどギリシャ関連の活発な交流活動を続けている埼玉県三郷市で、2023年2月12日(日)「第54回みさとシティハーフマラソン~かいちゃん&つぶちゃんマラソン~」が開催された。
よりレベルの高い競技を市民に身近に感じてもらうとともに、一層スポーツに親しんでもらうため、2022年度に第4種から第3種公認に向けた整備を進め、2023年(令和5)2月1日(水)付けで日本陸上競技連盟第3種公認を取得した三郷市陸上競技場「セナリオハウスフィールド三郷」が発着地点となったこのハーフマラソンでは、北は北海道から南は福岡県まで、約3,500名のランナーと、スペシャルゲストの市内中学校出身で女子100mおよび200m歴代2位の日本記録を持つ髙橋萌木子さんのほか、日本大学陸上競技部の招待選手が市内を疾走。
また、これまでスポーツによる交流を深めてきたギリシャのディミトリオス・カラミツォス‐ジラス駐日大使が来場。ランナーを激励するとともに、表彰のプレゼンターを務めた。
また、開会式ではソフィア・サラコファ・ギリシャ陸上競技連盟会長からのビデオメッセージが放映。サラコファ会長はメッセージで東京オリンピックにおける三郷市の協力に感謝するとともに、三郷市民とアテネ市民が、世界的なスポーツムーブメントが提唱する平和、友愛、協力に関する同じビジョンを共有していると語り、来年アテネハーフマラソンとみさとハーフマラソンが姉妹ハーフマラソンとなることを強く望んでいるとした。