ギリシャのジョージ・スタマタキスの個展『Ai-zone』12月末からすみだ北斎美術館で開催

GREEK

日本の藍に魅せられたギリシャのアーティスト、ジョージ・スタマタキスが2020年に開催した個展『現象の色』から2年あまりを経て、藍を追求し続けた個展『Ai-zone』をすみだ北斎美術館で今年12月末から開催する。

今回開催される個展では、かねてより日本の藍が見せる様々な色彩を自身の絵画空間に取り入れ作品を創作して来たスタマタキスが、日本の「藍染め」の音にかけて名付けた「Ai-zone(藍の領域)」をさらなる深みへと探求するインスタレーションを世界初公開するという。

4日間限りの展覧会の会期中、スタマタキスは毎日在廊の予定。

[ ジョージ・スタマタキス ]
ビジュアルアーティスト/画家

1979年ギリシャ・クレタ島生まれ、アテネ在住。環境に焦点を当て、政治的な立場として自然と対話し、さまざまな文化の歴史的刻印を取り入れながら、徹底性と独特の表現法を追求する。近年は天然素材としての日本の藍に注目し、染液と藍の葉だけを使用して、青の濃淡と、緑・黄・赤・黒など地球の風景に必要なカラーパレットを引き出し絵を描いている。
アテネ美術学校在学中に東京藝術大学彫刻科へ留学し、大巻伸嗣氏に師事。経済学とジャーナリズム/メディアの学位も持ち、2016年よりアテネ産業経済大学「芸術と教育」プログラムの研究員を務める。日本では、「木の庭」(2019, ギャラリィK)、「現象の色」(2020, すみだ北斎美術館)に続く3度目の個展「Ai-zone」を、2022年12月、すみだ北斎美術館にて開催。

[ ジョージ・スタマタキス個展『Ai-zone』]

日時:2022年12月24日(土)〜28日(水) 12:00-17:00 *26日(月)は休館日
オープニングレセプション:12月24日(土)15:00-17:00
会場:すみだ北斎美術館(MARUGEN100)
主催:合同会社UPN
協力:秋吉台国際芸術村
後援:墨田区、駐日ギリシャ大使館、すみゆめネットワーク企画

 

永田 純子
永田 純子
(Junko Nagata) GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbywebの共同創設者。

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