ギリシャの世界的演出家にして振付家のディミトリス・パパイオアヌーの新作「Transverse Orientation」が京都・岡崎のロームシアター京都で8月10日(水)に初日を迎え、2004年のアテネ五輪の開・閉会式にも携わったディミトリオス・カラミツォス‐ジラス駐日ギリシャ大使とマルガリタ・マヴロミハリス大使夫人が駆け付け、公演の成功を祝した。
ロームシアター京都は1960年(昭和35)に「京都会館」として開館。改修・改築工事を経て2016年(平成28)に「ロームシアター京都」としてリニューアルオープンしたもの。長年に渡り国内外の著名な芸術家の公演を手掛け、2019年にはパパイオアヌーの日本初公演となる「THE GREAT TAMER(偉大なる調教師)」を彩の国さいたま芸術劇場とともに上演。パパイオアヌー作品の上演は3年振りとなる。
数々の困難を乗り越え開催された10日(水)・11日(木・祝)の2公演の前売券はすべて完売という中、初日の10日(水)には若干枚の当日券を求めて多くのファンが長い列を作り、パパイオアヌーの高い人気が伺われた。初日の会場にはカラミツォス-ジラス大使夫妻とともにジョージ・マルタキス在芦屋名誉総領事夫妻も駆けつけた。
来年世界ツアーを予定しているというパパイオアヌー自身ともう一人の俳優の二人だけが出演する最新作「INK」の日本上陸が待たれるところだ。
photos: Junko Nagata ©GreeceJapan.com
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