今週木曜日発行の『エピケロ(時事)』誌に掲載された世論調査によると、与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が第5位に転落。第1位は他の政党に大きく差をつけて野党第一党の新民主主義党(ND)が獲得し、第2位は民主主義左派党(ディモクラティキ・アリステラ)が獲得したことがわかった。調査は、調査会社VPRC社が実施したもの。
調査結果では、与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が第5位に転落、PASOKと閣内で協力する国民正統派運動党(LAOS)もともに勢力を落とした。対照的に勢力増が顕著だったのは左派政党。特にフォティス・クベリス党首率いる民主主義左派党(ディモクラティキ・アリステラ)が躍進した。
今回の世論調査の数値は以下のとおり。
全ギリシャ社会主義運動(PASOK)…12%/新民主主義党(ND)…30.5%/
ギリシャ共産党(KKE)…12.5%/国民正統派運動党(LAOS)…6%/
急進左翼連合(SYRIZA)…12.5%/民主主義左派党(ディモクラティキ・アリステラ)…13%
また世論調査では政界のリーダーについての調査も行われ、フォティス・クベリス党首(民主主義左派党)が46%と、新民主主義党(ND)のサマラス党首の24%を大きく上回る支持を集めた。