2013年7月5日(金)から9月1日(日)まで、古代遺跡で有名なギリシャ北部のフィリッピとタソス島で開催される第56回ピリッポイ‐タソス・フェスティバルで、ギリシャの誇る詩人コンスタンディノス・カヴァフィスの没後150周年を記念した特別プログラムが開催される。
期間中フィリッピ(古代名ピリッポイ)の古代劇場では、ギリシャ古典劇・現代劇のみならずコンサート、オペラに至るまで様々なプログラムが予定されている。
今年のフェスティバルのオープニングを飾るのは、北部ギリシャ国立劇場(National Theatre of Northern Greece)による古代ギリシャの喜劇・風刺作家アリストパネスの「平和」。これに続いてギリシャ国立劇場、アテネ-エピダヴロス・フェスティバル、ギリシャ各地の公立劇場から独立系劇団まで優れた劇団が集い、ギリシャ各地から多くの観客が詰めかける。
演劇作品のほかでは、映画「その男ゾルバ」の作曲であまりに有名なミキス・テオドラキスとアポストロス・カルダラスの二人の偉大なギリシャの作曲家に捧げる二つのコンサートは必見。
2か月に及ぶフェスティバルの最後は、ソフィア国立オペラによるオペラとバレエ作品で締めくくられる予定。
なお、今年度のフェスティバルに係る予算はおよそ63,000ユーロ(約8千万円)と見積もられているという。