イオアナ・ハリクリア・ヤナカル駐日ギリシャ大使夫人を委員長に迎え開催されたいけばなインターナショナルフェア2019において、ギリシャを含めた39ヶ国の各国大使夫人により開催されたチャリティバザーの収益金の一部を2019年に発生した佐賀豪雨災害および千葉県の台風の被災者への義援金として贈る贈呈式が2020年1月27日(月)東京・丸の内のパレスホテル東京で開催された。
いけばなインターナショナル名誉総裁を務める高円宮妃久子殿下がご臨席の中開催された贈呈式には山口祥義・佐賀県知事と滝川伸輔・千葉県副知事が登壇。大河原美穂・いけばなインターナショナル会長の挨拶を皮切りに、フェア委員長のヤナカル夫人から目録を受け取った両氏はあらためて支援への感謝を述べるとともに、両県の魅力を力強くアピール。続いてジャパンタイムズ、日本学生協会基金(JNSA)に片野順子・いけばなインターナショナル東京支部長から寄付目録が贈呈された。
いけばなインターナショナル各支部による美しいいけばな作品の数々が展示された会場では、久子さまがそれぞれの作品の製作者らとお言葉を交わされながら鑑賞。続いて行われたいけばなインターナショナル本部の新年会では久子さまを始め茂木栄美外務大臣夫人ほか各界の著名人らを前に小原宏貴・小原流家元によるいけばなデモンストレーションが行われ、二つの大作が目の前で作り上げられる見事なパフォーマンスが披露された。
フォトレポート(2020.1.27)
photos: Junko Nagata © GreeceJapan.com