
2019年11月29日(金)東京都千代田区の大妻女子大学千代田キャンパスで、1922年(大正11)9月スミルナの港で日本船がギリシャ人らを救助したという逸話に関する講演「歴史と伝承のあいだ~1922年9月のスミルナの破滅と日本船」が開催された。
今回の講演は日本ギリシャ協会(Japan-Greece Society)が主催し駐日ギリシャ大使館の後援のもと、日本・ギリシャ修好120年記念特別講演として開催されたもの。講演では村田奈々子・東洋大学教授が、これまで行った様々な調査に基づき長くギリシャ人らの間で語り継がれてきた戦火の迫るスミルナ港で1922年9月に825名に及ぶギリシャ人、アルメニア人らを救助したとされる「Tokei Maru」と呼ばれる日本船について、その真相に迫らんとする研究の結果が報告された。
講演に先立ち、講演を主催した日本ギリシャ協会の横山進一会長が挨拶。続いてコンスタンティン・カキュシス駐日ギリシャ大使が講演の開催を祝した。
Photos: Junko Nagata © GreeceJapan.com


