
「我々の課題は、テサロニキと東京を結ぶ直行便就航実現の可能性と、テサロニキに対する関心を着実に高めるため、日本においてその魅力をプロモートするキャンペーンの必要性である」-コンスタンディノス・ゼルバス・テサロニキ市長は2019年9月8日(日)に清水康弘・駐ギリシャ日本国大使との会合でこのように述べた上で、テサロニキと日本を結ぶ直行便就航の実現に意欲を示した。
2020年の東京オリンピックに関する話題から始まった会合では、2004年のアテネオリンピック運営における成功についても言及。
今回の会合の中でもっとも重要な課題の一つはテサロニキの地震対策で、これに関連してゼルバス市長はテサロニキがこの問題に直面していることを強調。 これに対し清水大使は建築物の技術的特性に関して日本で新たな法令が導入されたことについて言及、地震対策における両国間の協力の枠組みの構築に前向きな意向を表明した。
また観光開発に関して清水大使はテサロニキは豊かな歴史と文化を持つ都市のひとつであり、日本人にとって観光上潜在的な目的地となり得ると語った。
会合の最後では両国間における文化活動とこれに関連する協力について言及。清水大使はこれらの内容に強い関心を表明した。