東京国際ミニプリント・トリエンナーレ2018:ギリシャのツマニ、授賞式に出席(photos)

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準大賞を受賞したギリシャのアンゲリナ・ツマニ

今回で6回目を数える版画の国際展「東京国際ミニプリント・トリエンナーレ」の授賞式が11月3日(土)開催され、準大賞を獲得したギリシャのアンゲリナ・ツマニ(Αγγελίνα Τσουμάνη)が出席した。

世界94の国と地域から1,927点もの応募が寄せられた今年のトリエンナーレでは、大賞に韓国のJihye LIMの「at the bed 1801」が、準大賞にギリシャのツマニの応募作「Fabric」と日本の杉山衿香(すぎやま えりか)の「The without you scenery」の2作品が選出されている。

授賞式には韓国、ギリシャをはじめ、世界各国から駆け付けた受賞者が展覧会会場の多摩美術大学美術館に参集。観客や芸術家、また在日大使館から集まった各国の大使館職員ら関係者を前に、緊張した面持ちで多摩美術大学学長にして美術評論家の建畠哲(たてはた あきら)氏から和紙で作成された賞状を受け取った。

「Fabric」で準大賞を受賞したアンゲリナ・ツマニは1994年ギリシャ北部の大都市テサロニキ生まれ。ギリシャ・西マケドニア大学の芸術学科を卒業している。授賞式に臨んでツマニはGreeceJapan.comに「これまで絵画から彫刻まで様々な芸術を試してきたけれども、版画が、これこそ自分の進むべき道だと分かったの」と語り、満面の笑顔で受賞の喜びを表現した。

なお、今回のトリエンナーレの応募作品の中から選出された19点の入賞作品を含む324点の作品が12月2日(日)まで東京・多摩センターの多摩美術大学美術館で展示されている。この作品の中には、第2次審査を通過したギリシャのフリスラ・アガスの作品も含まれている。

授賞式にはギリシャ大使館から大使代理としてゲオルギオス・パルテニウ一等参事官が駆けつけ、ともにツマニの受賞を祝した。

photos: Junko Nagata ©GreeceJapan.com

永田 純子
永田 純子
(Junko Nagata) GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbywebの共同創設者。

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