日本の航空技術陣の力を集結して生み出された第二次世界大戦後初の国産旅客機YS-11。1964年東京オリンピックの聖火を運んだ伝説の航空機をテーマにした公開講座「YS-11・1964年の祭典秘話 ギリシャから炎を空輸せよ!」が10月20日(土)埼玉県・所沢航空発祥記念館で開催される。
今回の講演は、1964年の東京五輪の際、聖火を東京へ運んだ人々のドラマを330点以上の当時の貴重な資料をもとに描いた書籍「1964 東京五輪聖火空輸作戦」の著者・夫馬信一氏が、当時数多くの人々の尽力のもと遂行されたYS-11による聖火輸送作戦について語るもの。
日本航空機製造(NAMC:Nihon Aircraft Manufacturing Corporation)によって生産され、オリンピック発祥の地・ギリシャから聖火を運んだYS-11は、70年代から順次ギリシャのフラッグ・キャリアのオリンピック航空で合計10機が導入され、1981年ギリシャの国内線での運用が終了するまで使用された後、ギリシャ空軍・第356飛行隊(356 Squadron)へ数機が譲渡され運用された歴史を持ち、日本との浅からぬ縁を誇っている。
・GreeceJapan.comアーカイブ:ギリシャで生きる日本の航空機:YS-11の歴史
公開講座の受講は無料・事前申込制。申し込みは所沢航空発祥記念館のWebサイトから、または往復ハガキで受付け。
[【公開講座】 YS-11・1964年の祭典秘話 ギリシャから炎を空輸せよ!]
日時:2018年10月20日(土)13:00~15:30
会場:所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市並木1-13)
申込方法:所沢航空発祥記念館・公開講座申込フォームまたは公開講座担当あて往復ハガキで受け付け
(※往復ハガキの場合、住所・氏名・年齢・電話・開催日及び講座名を明記の上応募、1枚につき1名のみ)
締切:2018年10月11日(木)17:00 到着分まで