東京・新宿区の伊勢丹新宿店で29日(水)ストラトス・クリム氏所蔵の36本のオリンピックトーチを展示する特別展「古代オリンピアから日本へ~想いをつなぐトーチ展」の開催を記念するオープニングセレモニーが行われた。
オープニングセレモニーにはギリシャ大使館からイリニ・カマ経済商務部一等書記官とコレクションを提供したストラトス・クリム氏、そして特別展の主催者から新宿区の吉住健一区長が参列。また会場の伊勢丹新宿店の近藤 洋・本店長、薮塚 謙一・朝日新聞東京総局長、トニー・アンドリオティス・在日ギリシャ商工会議所会頭と佐原たけし・新宿区議会議長が臨席し、青と白のギリシャカラーのテープを前にテープカットが行われた。
今回のトーチ展では7階バンケットルームで36本のトーチのうち24本の夏季オリンピックトーチとマリア・ホルス氏の衣装を展示するとともに、朝日新聞報道写真展を同時開催。また店内各階には冬季オリンピックトーチ6本、パラリンピックトーチ6本がそれぞれ展示され、店内合計7か所の展示場所に設置されたスタンプを集めると先着2020名に記念バッジがプレゼントされるスタンプラリーが合わせて開催されている。
新宿区は1989年からギリシャ・レフカダ市の友好都市であり、レフカダ島に生まれ、1904年今の新宿で没した作家ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)を記念した小泉八雲記念公園が開園されている。
また聖火リレーの最終地点となる2020年東京オリンピックのメインスタジアムとして建設が進む新国立競技場を有するなど、ギリシャとの深い関係をもつ都市として知られている。
伊勢丹新宿店での特別展は入場無料で8月29日(水)から9月9日(日)までの期間、午前10時30分から午後8時まで開催。また続く9月14日(金)からは今回最後の開催地・東京千代田区の大妻女子大学に場所を移して行われる予定。
フォトレポート
Photos: Junko Nagata © GreeceJapan.com