
先週桜の開花宣言があった東京。花見と言えば桜、と誰もが思う日本から遠く離れたギリシャ北部のヴェリアで先日咲き誇る桃の花を愛でる「花見」が行われた。
ギリシャの有名観光ポータル『オモルファ・タクシディア(Οmorfa Taxidia)』によれば、今から60年前に創立された歴史あるヴェリア観光クラブ(Veria Tourism Club)で桃の花を楽しむ催しが行われた。
ヴェリアの属するイマティア県とその近隣のペラ県には800万本を超える桃の木が植えられており、毎年この時期になると咲き誇る桃の花を求めてギリシャ各地から多くの観光客が集まることで知られている。
ヴェリア観光クラブのジシス・パツィカス(Zisis Patsikas)理事長は『オモルファ・タクシディア』に対して「桃の花の中でのサイクリングは今年で2回目を迎えます。今年はサイクリングに加え、歴史的スポットへのツアーや写真展をはじめとした様々なイベントが企画されています。我々の狙いは、地域の観光の活性化と桃の花が演出する美しい春の姿を広く一般に知っていただくことにあります。」と語った。
今年のサイクリングには300人を超える観光客らが参加。企画にはヴェリア市観光課が全面的に協力したほか、イマティア県宿泊業協会がイベント期間中の宿泊料金を安く抑える形で支援を行った。
イベントの模様を写した美しい写真は以下のとおり。
*写真の転載を許可くださいました『オモルファ・タクシディア(Omorfa Taxidia)』に感謝いたします。
*写真:ヤニス・ゲオルヤディス(Giannis Georgiadis)
[ ヴェリア市 地図 ]