2012年9月25日(火)ギリシャ・ピレウスにある「オリンピオニキス・レンディ」柔道クラブで行われた少年の部練習にGreecejapan.comのカメラが同席、取材を行った。
同柔道クラブは柔道ギリシャ代表コーチにしてアテネ・ロンドンオリンピックの2大会でメダルを獲得したギリシャ代表イリアス・イリアディスの父ニコス・イリアディス氏が主宰するもの。
未来のギリシャ柔道を担う次世代の小さな柔道家たちと共にメダリストのイリアディスは練習に参加。
練習後イリアディスは畳の上に腰を下ろし、集まった子供たちに対して「何よりもまず、ほかの人たちに対する尊敬の念を持つこと、そしてよい人間になることを忘れないでください。その上で、たくさん練習をして柔道に打ち込めば、君たちは優れた柔道家になれるはずです。そうすれば、今日集まったみんなのうち誰かがメダリストになれるかも知れないね」と語りかけ、一人ひとりに自筆のサイン入りの写真を手渡し、最後まで子供たちからのサインや写真撮影の求めに応え続けた。
今回の取材では、「ミスター・イッポン」ことイリアディスが一人の人間としても飾らず謙虚な人物であり、子供とも親しく触れ合えるということが印象に残った一日であった。